最近、新入・若手職員のメンタルヘルス不調者が増加しています。その傾向として、一人で問題を抱え込み、周りに相談をしないままにメンタルヘルスを悪化させたり、しっかりと仕事をするためには生活習慣を整える必要があることを理解していなかったりする人が多いようです。管理監督者など、職場による新入・若手職員のメンタルヘルス対策も必要ですが、新入・若手職員自身が自分で自分の健康を守るという意識を持ち、実践することも同じように大切です。
本書では、一人で問題を抱え込まず、ささいなことでも周りに相談すること、生活スタイルを整えること、ストレスに気づき自分でできる対処法(セルフケア)を身に付けることなど、新入・若手職員が押えておくべきメンタルヘルスケアの基本を紹介しています。
仕事をする上でストレスは避けて通れないもの。社会人としてスタートを切ったばかりの新入・若手職員にとって、自身によるメンタルヘルスケアは必ず身に付けてもらいたいスキルです。新入・若手職員研修での配布資料などとして、是非ご活用ください。
監修:種市 康太郎
桜美林大学リベラルアーツ学群 教授
〇地方公務員のメンタルヘルスの現状
〇メンタルヘルスもマネジメントが重要
〇そもそもストレスって何?
〇基本のスキル「ほう・れん・そう」と「優先順位」
〇ストレスをためにくい「コミュニケーション術」
〇実践!アサーティブ(Iメッセージ・DESC法)
〇ストレスチェック制度の活用
〇職場のハラスメント対策
〇ストレスに負けない食習慣
〇心と体を元気にする!運動習慣
〇心も体も休ませる睡眠習慣
〇自宅でできるリラックス法
〇見つけよう!あなたなりのストレス対処法
〇「すきま時間」を上手に活用
〇どんなときにメンタルヘルスの不調になりやすい?
〇メンタルヘルスの不調につながる考え方の癖
〇メンタルヘルスの不調は誰にでも起こりうる
〇ストレスサインが出ていませんか?
〇心の病気とはどういうもの?
〇まずは誰かに相談してみる
2022年9月
B5 29頁 4色刷り